令和6年(2024)9月10日 更新
主催:日本聾唖史研究会 共催:日本手話学会
シンポジウム
近世日本聾唖教育史における中村三近子『児戯笑談』の布置
日時:令和6年12月21日 (土) 13:30~17:00(受付:13:15~)
場所:ホテルビナリオ嵯峨嵐山(全国手話研修センター隣)(京都府京都市右京区嵯峨天龍寺広道町3−4 コミュニティ嵯峨野)
2階会議室
現在も「近世日本聾啞教育史の暗黒史観」、いわば「江戸時代、日本の聾唖者は乞食など悲惨な生活を送っていた。でも、明治時代に欧米の聾唖教育が導入されて、ようやく日本でもまともな聾唖教育が始まった。」と考えている人が大勢います。
ところが、最近は先行研究の再発掘や、江戸時代の史料の電子化・翻刻の普及などにより、江戸時代の中後期でも昭和時代中期とそれほど変わらない生活を送る聾唖者もけっこういたことが明らかになっています。
江戸時代中期の儒学者、中村三近子は庶民に儒学を普及させていくために談義本『児戯笑談』を書きました。この本には「仕形(しかた)は瘖聾(をしつんぼ)の学問なり」という文がみえます(「仕形」は現在の手話にあたるものです)。
今回のシンポジウムでは『児戯笑談』で聾唖者について書かれている文や、江戸時代の聾唖者がどのような生活を送っていたのかがわかる史料を紹介するとともに、中村三近子がどのような人物であり、どのような思想をもっていたのかを紹介します。
皆さんも『児戯笑談』にみる聾唖文脈を日本聾唖教育史に布置し、近世日本聾唖教育史の暗黒史観の脱却を通して、多元的かつ重層的な近世日本聾唖教育史を再構築する作業に参加しませんか。
通訳:日本手話・日本語対応手話 ⇔ 音声日本語
online配信はおこないません。
参加費:事前参加申込:日本聾唖史研究会会員 1,000円
日本手話学会会員 1,000円
非会員 2,000円
非会員(学生) 1,500円
当日参加: 日本聾唖史研究会会員 1,500円
日本手話学会会員 1,500円
非会員 2,500円
非会員(学生) 2,000円
¶ 電子メールの件名を「シンポジウム参加申込」とし、
本文に「氏名(ふりがな)」「会員の有無」を明記の上、
日本手話学会事務局(jaslinfo[at]jasl.jp)にお申し込み下さい([at]を@に置き換えて送信してください)。
¶ 事前申込〆切:12月13日 (金)
¶ FAXでの申込も受け付けます。FAX: 075-315-8472
¶ 弊会事務所より返信がないときは、事務所にお問い合わせください。
¶ 事前申込における個人情報はシンポジウム参加者名簿の管理のみに用います。
【非会員・事前申込の手続】
(1) 参加費を口座にお振り込みください。(
(銀行振込の場合)
銀行名 :ゆうちょ銀行
支店名 :四四八(ヨンヨンハチ)店
店番 :448
預金種目:普通
口座番号:3035054
口座名義:日本手話学会
(郵便振替の場合)
口座番号:00980-7-145272
口座名義:日本手話学会
(2) 参加費を振り込んだ後、次の事項を電子メールの本文に記入し、手話学会事務局(jaslinfo@jasl.jp)に送信してください。
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件名:シンポジウム参加申込
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申込日:令和6年●月●日(●)
参加申込者:手話 花子(しゅわ はなこ)
所属(任意):
種別:非会員
参加費振込日:
振込元口座名義(任意):
振込金額:
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